人はもともと自分で病気を治す力、すなわち自然治癒力を持っています。
遠い昔、まだ医学の概念がなかったころ、お腹が痛くなったり熱が出たりした時ときには、動物と同じようにじっと自分の身体が回復するのを待ちました。これが、人間に元来備わっている自然治癒力です。
この自然治癒力を、補完するのがエネルギー療法です。
エネルギー療法を受けに来られるクライエントが年々増えてきています。それだけ、スキルを持ったヒーラーが行うエネルギー療法は、治療効果が高いという証拠だといえます。
気功や手かざしなどがエネルギー療法ですが、偽物ももちろんあります。そこで、病院側は実績があり、信頼できるヒーラーに依頼をするしかありません。
あるいは、クライエントが自ら情報収集して、そのようなヒーラーを見つけ出すしかありません。
薬は一定の規格があり、それに沿って製造されるため、品質のバラツキに対する不信感はありませんが、人が行うエネルギー療法は、一定の規格がないため、ヒーラーの有しているスキルなどによって、効果に大きく差が出てしまいます。
そのため、エネルギー療法を行うヒーラーに対する教育体制を、今後しっかり整えていく必要があります。スキル向上のためには、ヒーラーへのトレーニングは欠かせません。
エネルギー療法の先進国であるイギリスでは、医師自身がマスターして、エネルギー療法を自ら行ったり、国の認定を受けたヒーラーたちと協力して治療にあたっています。このようなことができるのはきちんとした教育システムが整っているからです。
日本においても、国を挙げてエネルギー療法を行うヒーラーを養成していくことが重要ではないでしょうか。
そうでなければ、エネルギー療法をせずにレイキのアチューメントだけしてお金儲けをするヒーラーだけ増えてしまい、これではエネルギー療法の信頼度も低下するばかりです。
まずは、医療に従事している医師、理学療法士や看護師、臨床心理士や公認心理士などがエネルギー療法をマスターして、医療現場で活用してほしいと思います。